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#2f6288◎子孫の永続と繁栄のためのお墓づくり ~知っておきたいお墓の知識~

#d2e3f0○お墓を建てる時期

仏教にお墓を建てる時期の規定は、いっさいありません。
一般に一周忌や三回忌などの年回や、お盆やお彼岸、四十九日や百ヵ日、祥月命日がよいとされているのは、亡き人や先祖を偲んで供養する絶好の機会でもあり、親戚縁者が揃って開眼法要(入魂式)に出席できるから、といった合理的な理由に基づいていると思われます。
建墓は日の良し悪しにこだわりませんが、なるべく早い時期を選んでください。
ひとつの方法としては、まず手頃な墓地を求めておいて、その後で自分のお墓を生前に建てておくこともできます。もちろん、この場合も先祖への供養の心は忘れられません。
●墓地の選び方
・墓地の種類
墓地には大別して三つあります。
一つは、菩提寺の境内にある墓地、次に町や自治会などが運営する墓地ですが、実際は新しくお墓を建てる余地がほとんどない状況です。そこで霊園と呼ばれる大規模な造成墓地を選ぶ人が多く、どの位置を選ぶかが議論の対象となっています。
・遠すぎないことが条件
墓地は、先祖の御恩に感謝してお参りするところですから、近過ぎず遠過ぎない位置にあることが大切です。遠くだと墓参がおっくうになり、足が遠のいてしまうことがあるからです。一般的に”半日参り”といって、半日でお参りできる距離が最高といわれてきました。墓参をおろそかにしないための戒めとも受け取れるでしょう。墓地選びでは、その環境も重要なポイントです。できるだけ日当たりがよく、清潔な場所で、北向きのお墓は極力避けなければなりません。
・広さの決め方
墓地の広さの単位は二通りです。
お寺や宗教法人の墓地では一聖地(=90センチ四方)、市や府県などの公営墓地では一平米(=1メートル四方)で表します。特に指定がない限り広さは自由ですが、墓石の大きさとのバランスと予算などで決めます。
●墓石の選び方
・使用される石
墓石に用いられている石は、ほとんど御影石(花崗岩)です。具体的に分類すると、約百種類もありますが、大きくは白御影、青御影、黒御影の三種類に分かれます。白御影はやわらかい質のものが多く白味を帯びており、青御影はバラエティに富んだ 青味を帯びた石、黒御影は堅く黒っぽいものといわれていますが、これらにも ピンからキリまであり、正確な特徴づけはできません。
・名石を選ぶのが確実
十年や二十年で風化してしまうような石では困りますので、やはり耐久性のあるいつまでも美しい石をと考えるのは当然です。一番間違えのない選び方は古くから名石と評判の高いものを求めること。石材店でご相談ください。
・お墓の種類
位牌墓をはじめとして、身分の高い人の供養塔として墓碑として用いられてきた宝篋印塔や五輪塔、さらに神徒墓や洋墓、幼な子の眠る地蔵墓などがあります。
・位牌墓の形と大きさ
正面中央に文字の刻まれた石が竿石、それを支える台石(上台と下台)、花立て、線香立て、水ばちなどによって構成されるのが、位牌墓です。ただし、地域によって形が違っていますので、土地のしきたりに合わせるのが無難でしょう。大きさは、七、八、九、十、十一、十二型というふうに分けられています。中でも八型(高さ約1.2メートル)と九型(1.35メートル)が広く用いられています。また位牌墓の周囲には、霊標や巻石などを設けてお墓を形づくっていますが、省略 できるものもありますので、詳しくは専門家にお尋ね下さい。
○お墓の申し込みから開眼法要
お墓を建てる場合、まず石塔に刻む牌銘、戒名(法名)、死亡年月日、行年、家紋 などを石材店に提示し、契約書を取り交わさなければなりません。
彫刻、施工にかかる日数を見込んで、申し込みは一ヵ月前、できれば二~三ヶ月前にすまして開眼法要にのぞみます。
墓牌が完成し、開眼法要を行うまでの期間にしておかなければならないのは、埋葬 (納骨)手続きです。この時、火葬証明書(埋葬許可証)が必要です。お寺さんには開眼法要の日を、できるだけ早めに連絡しておきます。法要に必要な三具足の確認は 石材店に。開眼法要(入魂式)には親類縁者を。百ヵ日と同じくらいの範囲で招き、いただいたお供養に対し、粗供養でお返しします。
まず、法要の前に、水とタオルでお墓を洗い、お供養や花をかざります。この時向こうに三軒両隣りのお墓にもお線香と簡単なお供物を忘れないこと。そして納骨・読経と続きます。
終了後、お寺さんを交えて会食、最後にお布施を渡します。お車代を含めて三~五万円くらいが一般的です。
○お墓参りの作法
お墓はいつも清潔にしておきたいもの。墓参の際には、まず。汚れをタワシと水で 洗い流し、周囲の雑草も取り除いて清掃します。そして水ばちに水を注ぎ、線香、 ローソク、花、お供物をして、手を合わせるという順序です。お供物は放っておかず、 持ち帰ります。無縁墓にもお供えする心がけも必要です。 墓参で一番大切なのは、真心であることを忘れずに。